まずはじめに・・・
この記事は採用面接に臨もうとしている、または臨む予定の高校生の皆さん向けに書いています。
皆さんは面接と聞くとどのようなイメージを持ちますか?
「堅苦しくて息が詰まりそうな印象・・・」
「自分の人柄を見られていると考えただけで緊張する・・・」
などなど、人それぞれ持っている印象は様々だと思います。
大卒向けの採用面接は複数回実施するのが基本なので、自分をアピールする場面が多くありますが、皆さんがこれから臨む高卒向けの採用面接は原則1回のみとされています。つまり、高校生の皆さんは1回の面接であなたの魅力をしっかりと伝きらなければなりません。
このように聞くとより一層緊張してしまうかもしれませんが安心してください。
面接前の準備をしっかりと行えば必ず良い結果につながります。
このページでは皆さんが面接を成功させるために必要な準備についてお伝えさせていただきます。
面接時の身だしなみ・マナー
皆さんが就職という選択肢を選んだ場合、1年後には一人の社会人として多くの人々と関わりあいながら仕事を進めていくこととなります。
高校生の時は許されたことでも、社会人になってからは許されないことも数多くあります。
今後皆さんは身だしなみや社会人としてのマナーをしっかりと身に着けていかなければなりません。
採用面接はその第一歩ともいえます。
いきなり完璧を目指すのは難しいかもしれませんが、今からお伝えすることは当日しっかりと意識して臨みましょう。
身だしなみ編
髪型は整っているか?伸びすぎていないか、寝癖はついていないか、染めたりしていないか。
肩にフケがついていないか、しっかりとアイロンがけがされているか。
表面に光沢感はあるか、皮が痛んでいないか。
マナー編
会場には20~30分前には到着早すぎるのも良くありませんが、ゆとりを持って到着出来るように準備しましょう。
会場内ですれ違った人には必ず笑顔で元気よく挨拶をしましょう。
やむ終えない場合を除いて、待ち時間中のメールや電話は控えましょう。
足を伸ばしたり、背筋を曲げた座り方は控えましょう。
語尾に「~です」、「~ます」をしっかりと付けて話しましょう。
面接に臨む際の心構え
ここまでは面接本番に向けてのお話でした。
ここからは面接本番のお話に入っていきたいと思います。
皆さんに最も大切にしていただきたいのが面接を受ける際の心構えです。
「どのような心持ちで面接に臨まなければいけないのか?」
皆さんに押さえてもらいたいポイントを3点お伝えさせていただきます。
面接は第1印象で決まる。普段の1.5倍の笑顔と元気さで臨みましょう。
面接の時間は長くても30分程度。たったの30分で初対面の相手のことを全て知るなんて不可能です。
それでも面接官は30分間で得られた情報をもとにあなたを採用するかどうかを判断するのです。
だからこそ、第1印象を良くする事はとても大切です。
ある実験によれば、最初の10秒間でその人への第1印象は定まるそうです。
入室する際には元気よく笑顔で「よろしくお願いします!」、
面接官からの質問にははきはきと「はい!」、「いいえ!」と受け答えすることを意識しましょう。
面接は自分をアピールする場。自分の考え・価値観をしっかりと伝えましょう。
そもそもなぜ企業は面接を実施するのか、それはあなたの人柄・思考・価値観について詳しく知りたいからです。
そしてそれを探るための質問を面接官はあなたに投げかけてきます。
面接官からの質問にしっかりと受け答えをしつつ、
あなた自身の意見も交えた回答が出来ると好印象を持ってもらえるはずです。
企業が見ているのはあなたとの相性。その企業への共感ポイントを伝えましょう。
先ほど、企業はあなたの人柄・思考・価値観を知りたいから面接を行うとお伝えしました。
では、なぜこれらのことを知りたいのかといえば、
あなたとその企業の大切にする価値観がマッチしていて、将来活躍してくれる人材かどうかを確かめるためです。
価値観がずれていてはお互いが不幸になってしまいます。
「なぜあなたはその企業に就職したいのか?その企業のどのような価値観に共感して面接を受けることに決めたのか?」
この点についてしっかりと面接官に伝えることを意識して面接に臨みましょう。
面接でよく聞かれる質問
次に面接でよく聞かれる質問をご紹介します。
皆さんは学生という立場なので面接官からの質問は基本的に学校生活に関連したものとなります。
よく聞かれる質問に関しては事前にあなたなりの回答を整理しておくと当日緊張せずに受け答えが出来るはずです。
先生や保護者の方からのアドバイスも必ずもらいながら準備を進めましょう。
面接企業編
なぜ当社への就職を希望するのか最も重要な項目です。過去の体験談と志望動機を紐付けて話すことで面接官からの共感を得やすくなります。
事前に会社のホームページやパンフレットに目を通してポイントとなるキーワードを押さえておきましょう。
皆さんはまだ学生なので面接官も完璧な回答は求めていません。事前調べをした上で臨んでいることが伝わればGOODです。
自分がやってみたい・興味を持っている仕事内容を素直に伝えた上で、自分の長所に基づいてその理由を伝えましょう。
学校生活編
高校生活で最も頑張ったことについて教えてくださいクラブ活動、学問、生徒会・学級委員会、ボランティア活動など、あなたが頑張って取り組んだことと、そこから学んだことを伝えましょう。
あなたの部活動での最も象徴的なエピソードと、そこから学んだことを伝えましょう。
日常生活編
普段ご友人とは何をして遊びますかプライベートな質問なのでどんな回答でも構いませんが、好感を持たれる回答を心がけましょう。
悪い例:ゲームをする、スマホアプリをいじる
家族構成と関係性を知ることで、あなたの素の姿を汲み取ろうという面接官の意図があります。
家族でありながらも敬意を持って日々接している点が面接官に伝わると好感が上がること間違いなしです。
こちらもプライベートな質問なのでどんな回答でも構いませんが、好感を持たれる回答を心がけましょう。
この質問はあなたという人間の個性をより深く知り、自社の社風と合うかどうかを確かめるための質問といえます。
趣味や特技が入社後に仕事で活かせるものであればなおGOODです。
あなたが時事に政治・経済に関するニュースが。
ただニュースの内容を伝えるだけでなく、自分なりの意見も述べられるとGOODです。
さいごに・・・
いかがだったでしょうか。
面接当日のパフォーマンスは事前準備の本気度で決まるといっても過言ではありません。
緊張しがちな人は面接の模擬練習をこなしておくと良いかもしれません。
1人で悩まずに先生、保護者、周りの友人の力をどんどん借りて準備を進めましょう。
あなたの採用活動がうまくいくことを心から祈っています。