あきた次世代エネルギーコンソーシアムの設立総会で登壇する役員および関係者のみなさん
この度、秋田県における次世代燃料として注目される水素やアンモニアを製造し、活用方法を考える「あきた次世代エネルギーコンソーシアム」が設立されました。2023年7月5日の設立総会では、コンソーシアムの会長に国立大学法人秋田大学理工学部の浜岡秀勝教授が選出されました。副会長には秋田いすゞ自動車株式会社の代表取締役社長 辻良之氏、株式会社ウェンティ・ジャパンの代表取締役社長 佐藤裕之氏、秋印株式会社の代表取締役 三浦征善氏、幹事長に三国商事株式会社の代表取締役社長 三國晋一郎氏が就任しました。
設立総会の後にシンポジウムが開かれ、国立大学法人東京大学の大橋弘 副学長が「再エネと新しい産業 新しい産業政策に向けて」と題し、講演。エネルギーの直面している課題に触れ、「再生可能エネルギーの余剰電力で製造した水素の使い方を考えて需要を作り出すことが重要であり、このコンソーシアムは世界全体の見方を変える、大変重要なものだと思う」と強調しました。
【「あきた次世代エネルギーコンソーシアム」について】
水素は、燃焼するときに二酸化炭素(CO₂)を排出せず、また、燃料電池として発電に活用することで脱炭素化につながる次世代燃料として期待されています。ですが、水素の製造や輸送のコストが高いことが課題です。
「あきた次世代エネルギーコンソーシアム」は、秋田県で設置が進む風力発電などの再生可能エネルギーの余剰電力を活用したグリーン水素の大量製造や供給を想定しており、将来的には秋田にクリーンエネルギーの一大生産拠点を整備し、秋田県内および国内や海外での水素供給網の確立を目指しています。
そして雇用・産業を創出することにより、秋田県の大きな課題である、少子高齢化と若者世代の県外流出による「人口減少」と「労働力の流出」を食い止め、地域の活性化につながることが期待されています。
【ロゴマーク】
ロゴマークは、応募16作品の中から、秋葉亜由美さんの作品が最優秀賞に選ばれました。
ロゴには、自然を感じる葉と風力発電のブレードが回るイメージで、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスといった代表的な5つの再生可能エネルギーに水素・アンモニアを加えた7つと、設立発起人の7名を虹色に例え、秋田県が中心となってエネルギーが回っていくイメージが込められています。
【今後の展望】
秋田県の強みは、国内屈指の風力発電の潜在能力があることです。また、秋田県は、全国の中でも風力発電の設置が先行しているため、産・官・学の連携体制の構築が容易であることも挙げられます。「時にはやっかいなものである秋田の風が資源となる。まず秋田で事業モデルを作り、産業を集め、県内企業が中心となって貿易赤字を止め、外貨を稼ぐ。そして、地域課題である人口減少と若い労働力の流出を食い止めたい。」と幹事長の三國氏は今後の展望について言葉に力を込めました。
これからの活動と、秋田の新しい産業に期待したいですね!
【理事】
《会長》
国立大学法人秋田大学 理工学部 システムデザイン工学科 教授 浜岡秀勝 氏
住所:秋田県秋田市手形学園町1番1号 ℡:018-889-2305
HP:https://www.akita-u.ac.jp/honbu/index.html
《副会長》
秋田いすゞ自動車株式会社 代表取締役社長 辻良之 氏
住所:秋田県秋田市寺内字蛭根85番地7 ℡:018-862-6601
HP:https://www.akita-isuzu.co.jp/
《副会長》
株式会社ウェンティ・ジャパン 代表取締役社長 佐藤裕之 氏
住所:秋田県秋田市中通5丁目1-51 北都ビルディング7F ℡:018-827-7435
HP:https://www.venti-japan.jp/index.html
《副会長》
秋印株式会社 代表取締役 三浦征善 氏
住所:秋田県秋田市外旭川字一本木80-4 ℡:018-869-7890
《幹事長》
三国商事株式会社 代表取締役社長 三國晋一郎 氏
住所:秋田県能代市二ツ井町小繋字恋の沢77-1 ℡:0185-73-3311
HP:https://mikuni-energy.co.jp/
秋田海陸株式会社 代表取締役社長 西宮公平 氏
住所:秋田県秋田市土崎港西二丁目5番9号 ℡:018-845-0185
大日本ダイヤコンサルタント株式会社 新領域事業部長 酒井康弘 氏
住所:東京都千代田区神田練塀町300番地 ℡:03-5298-2051
トヨタカローラ秋田株式会社 代表取締役社長 伊藤哲充 氏
住所:秋田県秋田市寺内字神屋敷295番地37 ℡:018-880-1500