2021年6月22日(火)、秋田ホテルで行われた秋田商工会議所主催の「新規高卒者・中小企業等就職促進セミナー」を見学、取材させていただきました。
当日は就職促進セミナーの他、企業と生徒・進路担当教諭等との情報交換会も行われ、県内12校の高校三年生253名と県内企業47社が参加しました。
新型コロナウイルス感染症対策により、参加者の密集・密接を避けて各校の参加を午前午後の2部に分けて行われました。
午前午後のそれぞれ、前半に「企業PR」や「社会人からのメッセージ」の就職促進セミナーが行われ、後半の情報交換会では企業担当者と生徒との間に飛沫防止シートが設置されたほか、各ブースの人数制限を設けて行われました。
引率した先生より
- ネームバリューのある企業に生徒たちが集中しているようです。
- 知名度がなくても良い企業はたくさんあるのに、もったいない気がします。
- セミナーでは会社のPRだけでなく、仕事の楽しさや選ぶポイントなども話してもらえると嬉しいとのことです。
- 就職を進学によって先延ばしにする家庭もあって、昨年よりも進学希望者が増える傾向になっています。
参加した高校生より
- 福祉の仕事を希望しているので、今日は福祉関係の企業の話を主に聞きたいです。
- 県内就職を希望です。県外だと一人暮らしになってしまうので、やっぱり県内だと家族もいるので安心できます。
- まだ業種なども考え中なので、今日は興味のある企業をいろいろ回って、この機会にたくさん話を聞こうと思います。
参加企業の採用担当者より
- 元気な学生に、自社の会社の取り組みを知って欲しいです。
- コロナで昨年、対面での説明会ができてなく、学生からの「生の声」を聞けて安心できました。
- ハキハキと対応してくれる学生と対面することで、自社に興味を示してくれる熱量が伝わってくるので、非常にありがたいと感じています。
会場内は熱気にあふれ、自分の興味のある企業や、希望の業種の企業のブースに足早に移動したり、熱心にメモを取りながら企業側の説明を聞いていました。希望する業種や企業が定まっている生徒の皆さんも、これから自分が興味のある企業を見つけようとしている生徒の皆さんも、皆真剣な表情で、自分の未来の可能性に向き合う姿が見られました。
たくさんの情報を収集し、企業の方々や学校の先生、家族など様々な人たちから話を聞いて、自分に合った業種や企業に出会えるように、私たちも応援していきたいと思います。