2024年2月9日（金）に鹿角市文化の杜交流館コモッセで行われた、鹿角地域振興局主催「鹿角地域『知ろう！見よう！聞こう！地元の仕事』高校2年生向け企業説明会」を見学・取材させて頂きました。当日は管内の3高校に通学する、令和7年3月卒業予定の高校2年生165名と、高卒採用を予定している県内企業25社が参加しました。
今回参加の、花輪高等学校と十和田高等学校と小坂高等学校の3校は、令和6年4月に統合して、普通科と産業工学科からなる新しい「秋田県立鹿角高等学校」となります。
今回は会場の広さの都合で参加できなかった企業もあるそうですが、会場で渡された資料の中には、それらの企業のPRシートも一緒にまとめられていました。
県の担当者からは、「会場の都合で参加できなかった企業様には大変申し訳なかったが、同じ企業様が次回も続けて参加できない、ということのないようにバランスを見ていきたい」とのお話がありました。
- 高校生より
・自分は進学希望だが、普段聞けないような福利厚生や給与の話を聞けて、良かったです。
・将来ははっきりとは決めていいないが、介護福祉の道に進みたいと思っています。
・将来は看護師になりたいと思っています。今日は地元の企業の話を聞けて良かったです。
・将来は経営の方向に進みたいと思っています。
・進学を希望していますが、将来仕事に就くためにも、今回いろいろな企業の方の話を聞けて、良かったです。
- 企業の担当者より
・高校と密接な企業ではないからか、イメージが付きにくいと思うので、工夫したいです。
・鹿角での合同企業説明会に参加するのは初めてですが、参加者が多く、「地元が頑張っているな」と思いました。
・今日、参加してくれた学生の反応が良いです。
・学生は、大学進学希望者が多いと感じました。
- 引率の先生より
・参加している生徒たちは就職希望者だけでなく、進学希望者もいます。
・COURSEは今日来ている生徒たちに年内に配りました。
・2年生なので、これが初めての合同企業説明会になります。進学希望者もいるので「まだ先のこと」と思っている生徒もいるかもしれません。
会場では、事前に決めたグループでブースを足早に複数社まわり、真剣に話を聞いて笑顔で応答する高校生の姿が見られました。最後の5ターン目は事前に振り分けられたブースではなく、自由に自分で聞いてみたい企業のブースに移動し、積極的に話を聞いていました。
今回の合同企業説明会は、就職希望者だけでなく進学希望者も多数含まれています。
就職希望者は春から始まる就職活動に向けて、三者面談や求人票の見方、自分は仕事に就く上で何を優先して選ぶのか、そして履歴書の書き方や面接練習など、いよいよ本格的に始まります。
進学希望者は、自分の目指す大学や短期大学などに向けて、今すべきことに集中していることでしょう。ですが、今回生徒たちの話を聞くと、進学した「その先」に目指す職業も、すでに心の中に持っている生徒が多いと感じました。
皆さんが、自分の希望する企業や職業に就けるよう、私たちも応援しています。
